免疫力。

免疫力は運動や筋トレを続けていると高まります。心と身体も強く美しくなります。

筋トレや運動を行う目的は、ダイエットやシェイプアップ、健康維持、身体機能改善、柔軟性アップ、筋力アップなどさまざまですが、身体の代謝を上げ免疫力を上げることにも効果を発揮します。筋トレをすることで筋肉量が増えるので、代謝が上がり体温が上がり身体の免疫力は高まります。ただ、普段から筋トレや運動などをあまりしていないのに急に激しい筋トレをすると、逆に免疫力を低下させてしまいますので気をつけてください。自分の体調に合わせた筋トレで運動習慣を身に付け免疫力を高めましょう。

運動や筋トレは、脳・神経機能を刺激します。その結果、自律神経系、内分泌が活発になり、免疫力機能も増大し、健康を増進させることになり自然治癒力を高めます。日頃から運動を習慣にすることが、さまざまな疾病に対する予防や軽い症状で済むという効果も期待できます。

 

◯免疫システムとは
免疫系は、バクテリア、ウイルス、真菌などの外部からの侵入者から体を守ります。免疫系は、さまざまな器官、細胞、タンパク質で構成されており、それらが連携して機能しています。

◯免疫系の構造
免疫系には大きく分けて2つの部分があります。生まれつき備わっている自然免疫系。適応性免疫系は、微生物や微生物が放出する化学物質に体がさらされたときに発達します。この2つの免疫系は互いに連携しています。

◯生まれつきの免疫システム
迅速な反応システムです。体をパトロールし、侵入者を見つけると真っ先に反応します。生まれつきの免疫システムは遺伝し、生まれた瞬間から活動しています。このシステムは、侵入者を認識すると、すぐに行動を開始します。この免疫システムの細胞は、侵入者を取り囲み、飲み込みます。侵入者は、免疫システムの細胞の中で殺されます。この細胞は食細胞とも呼ばれています。

◯獲得免疫システム
獲得免疫系は、自然免疫系の助けを借りて、特定の侵入者から体を守るための細胞(抗体)を作ります。これらの抗体は、体が侵入者にさらされた後、Bリンパ球と呼ばれる細胞によって作られます。この抗体は、体内に留まります。抗体ができるまでには数日かかることもあります。しかし、抗体ができた後は、免疫系は侵入者を認識し、それに対して防御するようになります。獲得した免疫システムは、一生を通じて変化していきます。予防接種は、有害な病気から身体を守るための抗体を作るように、身体の免疫系の訓練もしています。

◯抗生物質は感染症に効きますか
抗生物質は、身体の免疫システムが細菌による感染症に対抗するのを助けるために使用されます。しかし、ウイルスによる感染症には抗生物質は効きません。抗生物質は、特定のバクテリアを殺したり、働かなくしたりするために開発されています。つまり、皮膚の感染症に効く抗生物質が、細菌による下痢には効かないことがあります。ウイルス感染症に抗生物質を使ったり、細菌感染症に間違った抗生物質を使ったりすると、細菌が抗生物質に対して耐性を持つようになり、将来的に抗生物質が効かなくなってしまう場合もあります。抗生物質は、処方された通りに、適切な期間服用することが重要です。早期に抗生物質の服用を中止すると、細菌が抗生物質に対する耐性を獲得し、感染症が再発する可能性があります。ほとんどの風邪や急性気管支炎の感染症は、抗生物質が効きません。